「月の番人」内装
「月の番人」内装
「月の番人」の酒場は、昼間だろうが深夜だろうが、いつ行っても酔客でにぎわっている。客が途切れないため、ほとんど24時間営業と言っていい。
オーナー兼マスターも、それで金が儲かるのなら、と娘のメレナと交代でカウンターに立っていたが、最近、腰を痛めてしまったため、もっぱらメレナが切り盛りするようになっている。小さい体でコマネズミの様にクルクルとよく働くし、酔っ払った荒くれ者たちのあしらいもうまい、と近所でも評判である。
店の中には壁一面に酒樽が棚に積み上げられているが、これらは全てマスターとメレナが作ったキュール酒の樽である。彼女は父親から習いながら手製のキュール酒を作っており、いつか極上のリンゴで究極のキュール酒を作りたいと考えているらしい。
















